包茎手術でよくある副作用・合併症とその予防法

包茎手術は比較的安全な日帰り処置でございますが、術後に腫脹・内出血・感染・縫合糸の露出・創離開・瘢痕肥厚・色素沈着・感覚低下・ツートンカラーの段差など多様な副作用が生じる可能性がございます。最も頻度が高いのはリンパ浮腫で、術後三日目前後に包皮輪周囲がむくみソーセージ状に膨らむ現象でございますが、冷却と弾性ネット包帯による軽い圧迫を一週間継続すればほとんどが自然軽快いたします。内出血は術直後の安静と二十四時間の圧迫固定で予防できますが、夜間勃起や過度な歩行で血管が開き血腫を形成する場合がございますので、術後四十八時間は陰茎を心臓より高く保ち鎮痛薬を定時服用し血圧上昇を抑えてください。創部感染は不潔な包帯交換や飲酒喫煙による末梢循環障害が誘因となりますので、毎晩ぬるま湯シャワーで石けん泡を優しくなじませ、処方抗菌軟膏を薄く塗布した後は清潔なガーゼを巻き替えていただくことが重要です。非吸収糸では十〜十四日目の抜糸時に一過性の出血や疼痛が起こりますが、抜糸を遅らせると糸痕が色素沈着するため予定日を守りましょう。瘢痕肥厚は体質と摩擦刺激が関与し、術後一か月以降に赤く盛り上がる場合がございますが、シリコンジェルシート圧迫とトリアムシノロン注射で平坦化が期待できます。ツートンカラーや縫合段差はデザイン次第で軽減できるため、手術前に仕上がりラインを鏡で確認し希望を医師へ具体的にお伝えください。感覚低下は包皮神経の切離によって生じますが、半年程度で代償神経が発達し九割以上の方が日常生活で支障を感じなくなります。逆に過敏になる場合はリドカイン配合ジェルを薄く塗り刺激を緩和してください。色素沈着を防ぐには紫外線と摩擦を避け、医師の許可後にビタミンC誘導体ローションを朝晩塗布すると退色が早まります。長期的に最も問題となる包皮輪のタイトリングは縫合部が硬縮して勃起痛を生じる状態で、術後三週目からワセリンでマッサージし、六週目の診察で狭窄傾向があれば早期にステロイド注射やZ形成を検討することで再手術を回避できます。合併症を最小限に抑える鍵は①経験豊富な医師を選ぶ②術前に糖尿病や高血圧をコントロールする③術後一週間は禁酒禁煙と十分な睡眠を確保する④指定の受診スケジュールを厳守する、の四点でございます。万一発熱三十八度以上、拍動性の強い痛み、大量出血、悪臭排膿が生じた際は休日夜間でも遠慮なくクリニックへ連絡し、早期介入を受けていただければ深刻な後遺症を防げます。

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