包茎手術の流れ。カウンセリングから手術後までの一般的な工程

包茎手術をご検討の際には、まずクリニックへ電話やウェブで初診予約をお取りいただくことから始まります。来院当日は問診票の記入後、医師による視診・触診が行われ、包茎のタイプ判定や併存症の有無を確認いたします。続いて血液検査や心電図などの術前検査を実施し、全身状態や感染症リスクを把握したうえで最適な麻酔方法と術式をご提案いたします。カウンセリングでは、仕上がりの希望ラインや縫合方法、費用、ダウンタイム中の生活制限などを詳細にご説明し、同意書にご署名いただいた後に正式な手術日を決定いたします。当日は局所麻酔または笑気麻酔を併用し、環状切除術や包皮形成術を約30〜60分で施行いたします。止血確認後は溶ける糸またはナイロン糸で縫合し、患部を抗菌ガーゼで保護して終了です。術後30分ほどリカバリールームで安静を取り、麻酔の影響が落ち着いたことを確認してからご帰宅いただきます。ご自宅では48時間程度の安静とシャワー浴の禁止、処方された抗生物質と鎮痛薬の内服をお願いしております。3日目前後でガーゼ交換、1週間後の再診で腫れや感染兆候をチェックし、抜糸が必要な場合は2週間目に実施いたします。通常、軽いデスクワークは翌日から可能ですが、飲酒・運動・性行為は医師の指示に従い2〜4週間控えていただくと安全です。1か月後の最終検診で傷跡の成熟度と左右差を確認し、問題がなければ治療完了となります。なお術後に出血・強い痛み・発熱など異常を感じられた際は、すぐにクリニックへご連絡ください。以上が一般的な包茎手術の工程でございますが、各施設により細部は異なりますので、事前に十分な説明を受けてご納得のうえで治療に臨まれることを強くお勧めいたします。

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